破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

いやー、この本びっくりするぐらい面白い。

おそらく普段からビジネス書読んでいる読者の中でも小説?となった瞬間に、うーんとなる方も多いと思う。

しかも見た目の本の厚さも二の足を踏むほど厚い。

時間かかるしな~、他にもやることあるし。

それでも私自身読むだけの価値はある本だと思うし読んでよかったと思えた本である。
(めちゃくちゃ読みやすいので厚さほど気にならないです。)

読むのにこういう人は向いている。

  • チェーン店などお店で働いている社員の方
  • OWNDAYSみたくお洒落な多店舗展開をしたいなと思っている方
  • 田中修治社長に興味がある方
  • 経営に興味がある方
  • グローバル戦略に興味がある方

このような方は読んで損はないです。

この本の内容

この物語は、オンデーズ(OWNDAYS)という眼鏡屋を小さなデザイン会社をやっていた田中社長が買収するところから始まる。

オンデーズという会社、当時は売上が20億あると言っても短期借入金が14億。

どのぐらいやばいかというと約定返済額という契約で決められた返済額が月8千万~1億なのに月の営業赤字が2千万という状態。

少し考えてほしいのですがあなたならどう立て直しますか?

当時は60店舗で年商は20億。ただし、月の赤字が2千万。返済は厳しいので追加融資は当然厳しい。なので資金ショートすればと即倒産になる。

そのような会社を、幾度となく”もう終わりだ”というピンチを間一髪で潜り抜けながら凌いで成長してきた物語である。

当然田中社長の右腕になった奥野さんという方もキーマンです。

財務を担当する方でこの人抜きでは再生はできなかったでしょう。

倒産する、しないの瀬戸際の会社の場合は資金ショートすれば一発アウトなので財務担当はめちゃくちゃ重要です。

破天荒より計画的だった?

題名が破天荒となっているので田中社長が無計画に勢いでやるイメージですが理にかなっていて(財務以外)お店運営される方は学べるところが多いと思います。

目のつけどころの面白さ。

  • 14億の短期の借金より年商20億に目を付けたところ
  • 当時、メガネ店で一つが独占する会社がなく業界も古いと感じているところ
  • 安売りしながら付加価値を付けにいったところ
  • 海外に進出したところ

また、会社の改革も計画的

  1. 業界を分析し、戦略を掲げスローガーンを打ち立てる(メガネ界のZARA)
  2. 全国店舗を視察で店、従業員のモチベーションを観察
  3. 目立ったもん勝ちのスローガン(知られないと勝負にならない)
  4. 失敗したが最初のお店のコンセプト
  5. これも失敗したが相乗効果を狙った雑貨店の買収劇
  6. オープンセール全品半額セール
  7. 薄型非球面レンズ0円
  8. 海外進出

これを見ると破天荒どころか経営の王道をいっており、お店をやっている全ての人に役立つ内容です。

私が最も感動したところ(第16話 被災地メガネ店での出会い)

2011年3月11日、東日本大震災。特に宮城、福島を中心に未曾有の被害が発生した。

オンデーズ(OWNDAYS)も日本全国に店舗があり大変な被害が出た。

そんな中、ユニクロの柳井社長は10億円の寄付をし、大企業なども支援金を出し復興に貢献する。

オンデーズも支援金など出したいところだが資金ショートし倒産するかの瀬戸際でそれどころではない。

そこで被災地にはメガネやコンタクトがなくて困っている人たちがいる。避難所で無料でメガネを作って配ることでオンデーズ(OWNDAYS)としての貢献をする。

最初の避難所で二日間無料でメガネを作り終わり撤収しようとするところで一人のお婆ちゃん遭遇する。

この感動的な話は本を読んでもらうとしてこの出会いで田中社長は衝撃を受ける。

最も経営者として重要なところなので一部本を引用する。

買収してから僕は、メガネをビジネスの為の一つの道具として捉えていた。ライバル企業に勝つには?そればかりを考えてきた。話題性やファッション性ばかりに目をやり、他社の追随を許さない事業展開。企業を大きくして利益を出すのが経営者の使命と考えてきた。
しかしメガネ屋として大事なのは専門家としての技術や知識を用いて人々の視界を快適にしてあげることが一番重要。

この避難所のボランティア活動でこのような衝撃を受ける。

このような経験から現在でも発展途上国を中心に眼科検診を受ける施設がない、経済的余裕がないという理由で必要な措置をとることができない人たちにプロジェクトを立ち上げてNGO団体と連携してメガネの無料配布を定期的におこなっているそうです。

オンデーズ(OWNDAYS)という会社に興味を持つ

本を読んだことで田中社長はもちろん、オンデーズ(OWNDAYS)という会社にも興味を持てます。

以前フラットした立ち寄ったこともあったのですが再度来店してみようと思います。

なにせ本に書いてあったことを体験したいんです。

ここが本に書いてあった地獄の淵から再生したオンデーズ(OWNDAYS)かと。

リーズナブルな値段でいうとjinszoffowndaysというイメージがあるんですがホームページを見てそこから飛べるyou tubeを見るとowndaysは、商品もそうですが従業員に焦点を当てていてすごく好感を持てます。

値段や質が近いともうストーリーや店員のイメージの良いところで買いたい。

制服も売っていたら買ってしまいそうなほどかっこいい。

読み終わってオンデーズ(OWNDAYS)のファンになってしまいました。

是非、あなたも読んでみて下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

現在書店員。ジャンルは、ほぼどのジャンルも経験ありますがビジネス書の担当することが多いです。 本は人生を変え、世界を変えると思っています。 単純に知ることが本当に楽しいです。