この本は、読書術というより読んでいると自然と本が読みたくなる本である。
今までの読書術の本は、テクニック本がほとんどだがこの本はどちらかというと人生においての読書の活用法の本になる。
著者も言っているがこれからの時代は情報社会で知識があるかないか、知っているか知っていないかで大きな差がつく。
読書しないということはやばいということだ。先ずは、本書を活用することをお勧めする。
読書する理由1(地図を持て)
人生において自分が生きたいように生きるならやはり戦略がいる。
生きたいように生きるには、目的に向かって状況を分析しながら戦略を考える。
それを実行し、時には軌道修正をしながら目的に向かって歩いていく。
しかしこれを実行するには、人生の地図がいる。それを見つけられるのが読書というわけだ。
読書で知識をつけないとそもそも存在すら分からない。
読書すればするほど地図を大きくし、地図を詳細にできるので俯瞰的に見れるし人生の質を高められる。
読書する理由2(奴隷になるな)
知らないということは、騙される、奴隷になっている可能性があるということ。
何となく生きてますや一つの答えが正しいと思いこんでいる人は、そのように洗脳されている可能性がある。
例えば型を作って勉強していい学校入って、いい大学出て、いい会社入ってパートナーを見つけて元気な子を育てる。
こんなのは、産業革命以降のことであり資本家、国にとって好都合な人を作り出していた所謂洗脳に近い状況だ。
本を読んでいれば資本家、国に好都合で日本では戦後の話であり、日本が出きてから2600年近くの流れのたかが100年程度の流れだと分かる。
知らないことを知らない者は、簡単に騙される。
世界では、学ぶことができなくて奴隷に近い状況で生きている子供たちがいるから学ぶことが奴隷を抜け出す唯一の方法でその一歩が読書だ。
人生においてどれだけ読書が重要かが分かる。
読書術
読書術が結構面白い。
著者は、手がけた書籍化10年間で1000万部以上いっているカリスマ編集だった方です。
読んで凄く納得した。
ステップ1、先ず最初にやるのが検索
- 検索結果は最低でも10個見る(タイトルなどで検索)
- 著者についても検索する
- スマホでメモる(最初の段階での疑問に思ったこと)
これは面白い手法で今の方法である。
タイトル検索すれば書評やそれに近いものが出るので効率的に大雑把に把握がしやすい。
また、著者に関しても著者の背景を知っていると理解が深まりやすい。
例えば森鴎外の本を読んでも森鴎外本人や時代背景が分かる理解が深まりやすい。
ステップ2、読みながらやること
- スピード重視
- 検索(文中で分からないものが出てきたら)
- メモをする
著者は、1日1冊が理想だがとにかくスピード重視。
読みながらも分からなければ検索というのが現代っぽいがこれは結構皆さんもやっているんじゃなかろうか?
分からないで次いってしまうと覚える機会を失ってしまうので重要。
メモは文中に出てくる本とか場所、映画など思い出すのにも良いし、著者が最も力を入れている読んだ後に実践に反映できなければ意味がないという今後に繋げていくのにも重要になってくる。
読書は自分を知る為に
著者が言うには、読書をすればするほど今まで知らなかった自体を知ることになり自分が今いる状況、環境を知ることになる。
また、自分は何を知らなかったかを分かるようになる。
自分の今の状況や環境を知り、その現状を自分が知り、そうすれば自ずと取るべき戦略が分かってくる。
ここまで読書がいかに大事か、人生が変わるほど大事だということを書いた。
ここからが著者の真骨頂の読書を現実に落とし込むやり方が書いてある。
結局読んだだけでは価値がない。その知識を現実世界に落とし込んで初めて世界が変わる。
ここからは、もの凄く大事なので是非本を読んで現実世界に落とし込んでほしい。
まとめ、この本を読むべき人
もう既に読書は凄く大事で人生においてこれほど重要なことはない。しかも読んだだけじゃなく既に現実に落ち仕込み方を知っている方は特別読まなくてもいいかと思います。
しかしそれ以外の読書しない人、読書しても現実世界に落とし込めない人にはお勧めです。
- 今の状況からもっと成長したい人
- 読書に関してモチベーションを上げたい人
- 読んだだけじゃなくそれを現実世界に落とし込みたい人
- 読書はやはり重要なんだと確認したい人
再度、本を読むことって大事だよなと改めて実感しました。