著者のひろゆき氏と言えば匿名掲示板の2ちゃんねるの開設者として有名な方。(現在は譲渡)
独自の考え方も面白く、ホリエモンこと堀江貴文氏とのコラボも多いです。
そんな著者のひろゆき氏が「このままだと、日本に未来はないよね。」という身も蓋もない題名だけど実際そうかも?と思っている方には現実直視の為に一度読んでおくことをお勧めします。
ただ、決して悲観する内容ではなくオワコン日本でおいしく生きるための未来予測&幸福論が書かれていて非常に役に立ちます。
内容に未来予測が書かれている為、この本の発売日が2019年2月21日追記。
この本の内容、構成はこのような感じです。
・はじめの章でザッーとオワコン化する現在の日本の状況が書かれています。
目次
・第一章 ひろゆき流未来予測のメソッド
1.未来予測を外さない先読みのコツ
2.僕が的中させた三つの予測
3.予測の精度をあげるための情報収集スキル
第一章では、ひろゆき氏の予測のメソッドが書かれています。
これってかなり大事です。
どういう思考回路でその答えを導き出したのかが分かるとひろゆき氏の同じ答えを導き出せる確率が高いからです。
例えば一例ですが本書に「経済合理性にかなったモノは普及する」と書いてあります。現在は普及していなくてもいずれ普及する、しかしここのポイントを気を付けるなどのメソッドが書いてある。
これは貴重です。
ひろゆき氏は、突拍子のないことを言っていそうで一つ一つ詰めていくと強引のところがありますが非常に論理的です。
未来予測は非常に大事だと思っていて成功者のマネをできれば成功する確率も上がっていくと思っています。
・第二章 どうなる?オワコン日本の10年後
1.お金も人材も集まらない 日本経済の未来
2.キャッシュレス時代のお金の未来
3.機械が人間を超えるテクノロジーの未来
4.無人化貧しくなる産業の未来
4項目あるのですが感度が良い人はある程度は考えたことがあるジャンルじゃないでしょうか?
考えたことがない人も考えたことがある人もある程度予測してひろゆき氏の考え方を学ぶとなかなか面白いんじゃないかと思います。
これは近い将来、日本に起こることなのでこれとこれの事象が重なったらもっとこうなるだろう?など読んだ後も自分なりに考えることが必要です。
・第三章 世界情勢を予測してみた
第3章は、テーマの節はないのですが個別に「フランスに移住してわかったこと」や「中国にかなう国はこの先20年はでてこない」など11項目あります。
現在ひろゆき氏は、フランスに住んでいて著書によるとアメリカに留学してからこれまで53ヵ国を訪れたそうです。
その知見から世界情勢を予測する(53ヵ国行っているひろゆき氏)のと日本しか知らない人(私)が世界情勢を予測するのでは違うのでそこが面白い箇所でもありました。(ひろゆき氏の考え方が特別他人と違うところもありますが)
11項目全て面白いのですが「中国にかなう国はこの先20年でてこない」など日本の報道では先ずそれを言う人がかなり少ないですよね。
米中貿易戦争ではアメリカが負けるとひろゆき氏は予測しています。
ほとんどの人が中国が負けると言っていますよね。その考え方の違いが寧ろ為になります。(何故なら中国が負ける根拠は貿易量の差を見て負けると言っているジャーナリストが多いですよね。)
ひろゆき氏は、アメリカが負ける根拠も提示して「ああ、その考え方もあるよね。」というのが非常に面白い。違う考え方を入れた方がリスクを抑えられる。
残りの10項目も「EUの破綻は数十年は起こらない」など非常に面白いので読んでみてほしいです。
・第四章 ひろゆき流問題解決のメソッド
個人的には、この章が一番良かった。
何故なら今ある問題にこうした方が良いよと解決策を提示しているから。問題は提起する人は多いのですが解決策を提示する人は少ないんですよね。(言ったとしてもラジオやテレビなどで文章として残していない)
やはり独特の視点は、面白い。
解決策に対する良し悪しは読んで自分で判断してほしいです。
どんな問題と解決策を提示しているかと言うと
・少子化問題→子供を産んだら1000万円支給
・キモくて金のないおっさん問題→無敵の人にはウサギを配れ
・高等教育無償化問題→優秀でない子にこそ教育は必要
・大学劣化問題→就職予備校型と研究型に分ける
・移民問題→移民受け入れよりも機械化の技術に力を入れた方が得
・貧困問題→ベーシックインカムで国民全員に月7万円配る
の解決策を提示。ひろゆき氏の理由付けが面白い。
無敵の人にはウサギを配れは、なるほどそういう考え方もあるのねと感心させられました。
問題に対してひろゆき氏視点で核心に着き考え、解決するメソッドは非常に役に立ちます。
テレビを鵜呑みにするのではなく、違った視点も入れるのは重要です。
・第五章 これからの時代をサバイブする方法
これからの時代をサバイブする方法をひろゆき氏の独自の視点で書かれています。
この章に書いていることを踏まえながら私自身は、どう生きたいかを明確にしていないと流されて終わりな気がします。
本書に「予測するよりも未来を自分でつくるが最強」というのがありますが正にと思いました。
当然時代の流れと逆行すると無理ですが流れに合わせながらどう生きたいかを明確にし未来を自分で作る方向に近づけるのが良いかなと感じます。
最後に感想とこの本のお勧めな人
読んでみて未来予測は重要だなと感じたのとひろゆき氏面白いなと感じました。
ひろゆき氏が良いのは、フランスに住んでいるということ、独特な考えがあり人と違う視点があるということです。
本書にも書いていますが人と違う視点を持つ人を追うと気づきがあるんですよね。
今回もそうロジック立ててくるかというのが気づきがワクワクを駆り立ててくれました。
新しい気づきを求めている方は是非読んでみて下さい。
また、ひろゆき氏のyoutubeライブや動画を見ている人はある程度考えたを分かっていると思いますが本になっていると読み返せるし効率が良いですよ。
- 日本のオワコンについて知りたい人
- 未来について知りたい人
- 今後の世界情勢を予測したい人
- 現状の社会問題について気になっている人
- 違った視点を入れたい人