昨年の革命のファンファーレ以来の西野亮廣氏の著書になります。
内容は、物凄く分かりやすくなっているという印象です。
それは、私自身が以前の革命のファンファーレを読んであの時はおぼろげに信用経済について理解してきたものを1年間で少しずつ体験してきたのかもしれません。
ただ言えることは、1年前の革命のファンファーレに載っていることがらが嘘ではなく現実に既に起き始めているということです。
今回も未来に繋がるヒントを沢山貰え、私自身読後ワクワクする気持ちが止まらない状態でした。
信用が需要
ここは以前から一貫しているんだがとにもかくにも信用が大事としている。
何故なら信用はお金に変えられる時代になってきたということ。
ん?となった方もいますよね。
もう一度言いますね、テクノロジーで透明化した現在、信用はお金に換えられるという時代に突入したということです。
これを読めばこの頃言われている貨幣経済から信用経済へなどの話は一発で分かると思います。
ビジネスモデル
ビジネスモデルについて分かりやすい図が載っていました。
縦軸が信用、横軸が認知度です。この図は覚えて方が良いです。
ポイントは、認知度と人気は違うということ。
テレビに出てるタレントは、認知度はあるけど信用がある(B)かない(A)かで人気があるかどうかは別。

ビジネスモデルも(C)(B)は、今後出てくるオンラインサロンなどのダイレクト課金が多く、(B)(A)は広告で成り立っています。
(A)は、広告で成り立っているので広告主の意向が働くということと一度不倫などで信用を失うと広告がつかず、また信用もないので認知はあるがダイレクト課金でお金を集められないデメリットがあります。

(A)の広告モデルも一時的にお金が入ってくる可能性がありますが(C)の信用持ちの方が信用経済時代になると信用をお金に自分のタイミングで換金しやすく重要になってきます。
オンラインサロン
上のビジネスモデルの話をまとめると(企業などからの)広告モデルと(お客様からの)ダイレクト課金がある。
広告モデルは、どうしても広告主の意向が働く環境なので自分が好きなことをやる、嘘はつかないことでビジネスをやろうとするとダイレクト課金をおさえる必要がある。
本書ではオンラインサロンについて詳しく書かれています。
実際、私もどこのオンラインサロンにも所属していないので全くイメージが掴めていなかったのですが読んでオンラインサロンだけはメリットを凄く感じました。
ですのでオンラインサロンに少しでも興味ある方は面白く読めます。
更にいいのは運営者側に回ってのシステム料や運営方法なども実践ベースでの話なのでリアリティが半端じゃないです。
これからの時代必要なコミュニティーなので今の内からやってみた方が良いと思います。
私もオンラインサロンやってみようと思います。
有名じゃない人を勝たせる
ビジネスモデルの図。
(B)の認知度があって信用度がある人は、既にメリットを享受できているしこれからもメリットがあるという認識。
著者は、信用度はあるんだけど認知度がない(C)の属性が陽の目を見る世界を作ろうとしている。

その中でいろいろな意見を聞きながら考え紆余曲折を経ながら作られたのがレターポットというわけです。
レターポットとは、著者が考えた1文字5円で言葉を贈るサービス。送られた文字は期限があるがまたその文字を別な人に送れる。(厳密に言えば切手代などかかる)
また、これの面白いのはその人が何文字送って何文字送られたかがわかるシステム。
この表現が正確かは分かりませんが送った文字は人のことを見てGIVEの精神、送られ文字は相手を感動させているともいえる。その人がどういうタイプなのかが視える化されやすいというのがポイント。
本書のレターポットができるまでの下りは言葉の重みを感じる出会いで大変感動しました。
そしてこのレターポットのコンセプトの素晴らしさを感じているところでもあります。
人は文字が無限にあるから汚い言葉を言ったりする、文字に制限があれば・・・感謝を伝えることにその文字を使いたい。
信用を視える化するシステムがレターポットなどによって新しい世界(新世界)が広がってきているような気がします。
まとめ
特に信用時代、オンラインサロンを理解するのはビジネスマンとして必衰でしょう。
また、最後のレターポットの考え方は学ぶべきものが沢山あります。
この本のお勧めの人を考えたのですがこれからの時代、生きていこうと思う人全員になってしまいました。