この本読んで突き刺さり過ぎた。
読んでそれなりの結果が出なかったら全く行動していないか、読むふりして読んでないかだ。
そのぐらい価値がある本だと思う。
著者は、幻冬舎の編集者(箕輪厚介)氏。
2017年にNew Picks bookを立ち上げ1年で100万部を突破。
しかも本業以外では本業の20倍以上の月収があるという。
成功したかったら成功者の頭の中を覗け。それが余すところなく書いている本である。
どんなことが書いてあるのか
そもそもこの本はどんなことが書いてあるのか?そこが気になりますよね。
基本的に著者の頭の中、行動原理を全て書いているということになっています。
6章だけになっていて章を転記します。
- 「考え方」予定調和を壊しにいかなくてはおもしろいこと、新しいことはできない。ロジックからは感動は生まれない。
- 「商売のやり方」サラリーマン脳を捨て自分の手で稼ぐ力を持たないとこれからの時代不安だ。その方法論。
- 「個人の立たせ方」自分というブランドを打ち立てるのが個人の時代では重要。
- 「仕事のやり方」とにかく動き、スピードと量で圧倒する。変化の時代は動く人が勝つ。
- 「人間関係の作り方」デジタルの時代こそ本物の関係を作れる人間の価値は増す。
- 「生き方」ロボットが人間の大半の仕事を代替する時代になると何かに入れ込んで熱狂することでしか人間が生む出す価値は作れなくなる。
6章立てになっている中でも小さなテーマがありその小さなテーマだけでも語れるだけの内容になっており、めちゃくちゃ深いです。
これを一つ一つ理解し、結果が出なかったらもうあなたには才能ないと思って下さいと思えるほどです。
これは、結果が出ますね。そのような内容です。
私に特に突き刺さった3つを紹介します。
ブランドを稼げ、未来を稼げ
これは、第2章の一つなんですがめちゃくちゃ突き刺さりましたね。
内容は、金を稼ぐだけが仕事ではない。金以外のものを稼ぐことに意識的であれ。
著者は、現在本業の20倍以上の月収を稼いでいる。だったら本業を辞めても良いのでは?と思う人がいるが金だけを見ていてはいけないというもの。
辞めない理由は、会社組織の人材、資金、インフラをフルに使えるメリットがあるということ。
東京都心の一等地のビルでパソコン、コピー代、著者との打ち合わせ代なども領収書が切れる。
営業部が全国の書店を回ってくれるし、新聞広告も打ってもらえる。また、本を出せば書店に幻冬舎が築き上げた実績で並べてらもらえる。
社内機密も共有できるし、上司部下などの人材で結束できる。
寧ろ、給料をゼロまで下げられても著者は幻冬舎に籍を置きたいという。
要は、幻冬舎というフィールドで「金」ではなく箕輪厚介という「ブランド」を稼いでいる。
また、地方公演ではこの先地方で仲間を作ることが重要な役割を果たしているので「ノーギャラ」だが「未来」を稼いでいる。
実際このことは、私自身最近おぼろげに感じていたことなので強烈に突き刺さったのかもしれません。
常に今の行動はブランド、未来を稼げているかを考えていることは重要であると言えます。
今やれよ
これも本当に突き刺さる。これは第4章の一つ。
本書のエピソードを持ってくるが幻冬舎のアルバイトに「将来何やりたいの?」と来たところ「編集者になりたい」とのこと。
その返答が「じゃあバイトなんてやめて今やれよ」と。
真面目にバイトしていたら見出されて社員編集者になる。それは年功序列、終身雇用が機能していたサラリーマン的な考え方で今すぐその考えは捨てた方が良いとのこと。
何故なら斜陽な出版業界でおじさんたちの順番待ちしてたら船ごと沈んでしまうし他力懇願で時代センスのないものに編集者は務まらない。
クリスティアーノ・ロナウドのようになりたいと言ってせっせと上級生の球拾いしていても無理で誰よりもボールを蹴ることが大事という例は、凄く納得がいった。
今は、昔と違ってテクノロジーによって可能性が増えできる時代だし、そもそもどんなことでも経験したものには勝てない。
今やれよ!これは、正にと思える事例でした。
努力は夢中に勝てない
これは、本当にそう。「努力は夢中に勝てない」。
実際、大半の人が感じていることなんだと思う。
では、何故これを忘れてしまうのかというとお金を貰うのは大変なもの。
仕事は苦労するものという固定概念が未だにあるからだと思う。
本書の例では、義務でやっている仕事よりオンラインサロンのようなお金を支払わなくていなくても好きでやっている人に質で勝てなくなってきているとなっている。
好きで仕事の感覚なしでやっている人には、勝てない。
例え好きでも努力と思っている状態では勝てない。
人生どれだけ没頭できることを見つけられるか。
とにかく動き、常識に縛られず、自分を解放して熱狂する。
行動する人にとって今ほどチャンスの時代はない。
33個あるテーマの中の特に私に突き刺さった3テーマを紹介しました。
他30テーマも一つ一つ語れる内容で非常に面白く胸に刺さるような内容です。
終わりに
書店のビジネス担当をやっていて箕輪氏を知らない人はいない。
私自身は、新しい時代の自分にとってモチベーションが上がるビジネス書を読んでいたら全て箕輪氏が編集する本ばかりだった。
最初は何なんだ?という思いがあったが次第に箕輪氏をyou tubeなどで追いかけていくとワクワクする気持ちが多くなった。
本を通して堀江貴文氏、西野亮廣氏、前田裕二氏、佐藤航陽氏、田端信太郎氏などの世界を見させてくれて更に本以外のところまで連れてってくれる。
この間は、前田裕二氏がテレビに出ていてそこからもいろんな学びを得た。
箕輪氏の凄いのは、本以外のところまで連れて行ってくれることだ。より深堀ができる。
今回は、箕輪氏本人の本だが箕輪氏の全てが書かれている本だと言っていい。本人の生きざまが全て書かれている。
段違いに成果を出す人は、こういうことなのねと妙に納得させられる1冊になった。