沈黙のwebライティング-webマーケッターボーンの激闘ー(文章書くなら絶対読むべき本)

最近は、ブログやnoteなどで誰でも文章が書け発信できる時代になった。

そうなると一生懸命文章を書きさえすれば皆に見てもらえるだろうと書いてみたが全く見られないという経験はないだろうか?

基本的に芸能人でもない限り一般の人が芸能人の日記の様に好きなことを書いて読んでもらうのは無理だ。

文章(コンテンツ)は、読んでもらってこそ価値がでるもの。ではどうしたら読んでもらえるのだろうか?

その答えがこの本には、ばっちり書いてある。

この本の内容を知らないと折角書いた文章が読んでもらえないことになりかねない。

webでブログや記事を書く人は避けては通れない一冊である。

どんなことが書いてあるか

どんなことが書いてあるかが気になる方もいるので章の目次を書いておく。これを見れば大方どんなことが学べるかも分かると思う。

章立て
  1. SEOライティングの鼓動
  2. 解き放たれたUSP
  3. リライトと推敲の狭間に
  4. 愛と倫理のオウンドメディア
  5. 秩序なき引用、失われたオマージュ
  6. 嵐を呼ぶインタビュー
  7. 今、すべてを沈黙させる

という章立てになっている。

ひょっとして分かりづらい?独特の目次になっているからね~。

ということで基礎の基礎の部分、2章までを自分なりに解釈して下記にまとめてみました。

非常に内容が濃いことが分かると思うし、当然本の内容はもっとめちゃくちゃ濃く役に立つことが予想できると思います。

SEOの重要性

文章を読んでもらうには、SEOの重要性を知らないといけない。

SEOとは(Searchi Engine Optimization)の略で日本語に訳すと検索エンジン最適化になります。
簡単に言えばWebサイトやWebコンテンツの内容をチューニングすること。

SEO対策することによって検索で上位表示し、アクセスを増やすことができます。

SEOの良さは2つあります。

  1. コンテンツを求めている人に刺さりやすい。
  2. 継続して表示される。

この2つが大きな特徴です。

1のコンテンツを求めている人に刺さりやすいのは、自身で検索してコンテンツに辿り着いた人ですから能動的に情報を求めている人だからです。(能動的アクセス、プル型アクセス)

SNSのツイッターやfacebookでたまたま表示され見られたものとは大きな違いがあります。(受動的アクセス、プッシュ型アクセス)

能動的にアクセスと受動的アクセスでは濃さが違い能動的アクセスの方が断然濃くなります。

2の継続して表示できるとは、検索エンジンで上位表示されているのでお金を出して広告表示しているのとは違います。

お金を出して表示さらるのは、その期間だけ表示され、期間が過ぎたら表示されません。

検索エンジンで上位表示されれば検索順位が下がらない限り表示されアクセスが見込めます。

この2つが大きな特徴で文章を読んでもらうにはSEOが重要というのが分かって頂けたと思います。

SEOを成功させるにはGoogleに評価されること

現在日本では、ネットで検索をするときにyahooかgoogleを使っているのが90%以上と言われています。

yahooは、googleの検索エンジンを採用しており、SEOを成功させるにはgoogleに評価されることが重要になってきます。

ではGoogleに評価されるにはどうしたら良いのでしょうか?

Googleには、「Googleが掲げる10の真実」というのがあり最も重要と言われているのが「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」というのがあります。

端的に言えばGoogleは、ユーザーのことを第一に考えます。それさえ考えていれば他のものは全て後からついてくると言っているのです。

またGoogleには、品質に関するガイドラインー基本方針があり大まかに4つあると考えます。

  1. ユーザーの利便性を考える
  2. 需要と一致
  3. 品質が良い
  4. 使いやすい

これは、コンテンツを作る際にGoogleが評価するのはこういうことですよ言っているようなものです。

  1. ユーザーの利便性を考えるは、どういうコンテンツがユーザーの為になるを考えることになります。
  2. 需要と一致は、独りよがりのコンテンツではなくユーザー視点で需要があるかを大事にする。
  3. 品質が良いは、これもユーザーの為ですから品質が良いコンテンツを評価します。
  4. 使いやすいもユーザーのことを考えますから使いやすいWebコンテンツを重要視するということです。

Googleに評価されるには、ユーザーのことを徹底的に考え抜く必要があります。

先ず検索意図を考える

ライディングを行う前に大事なことがあります。

大事なのは、ユーザーの検索意図を考える。これなしには、ユーザーに好まれるページ、上位表示は難しいでしょう。

検索意図を考えキーワード検索し、上位10ぐらいのまでのページを分析する。

そうしてから検索意図の情報を徹底的に集め取捨選択する。

ライディングを行う前にこれらの上流工程が非常に重要になってくるのです。

商品を選んでもらうにはUSPが重要

USPとは(Unique Selling Proposition)の略で他にはない独自の強みということになります。

なぜ独自の強みが必要かと言うと人は選択が多ければ多いほど選べないという「選択のパラドックス」があります。

そうなると商品を選ぶべき理由が必要です。

人は、他の比較して商品を選びます。

他の商品との比較がはっきりしているUSPを打ち出すことは非常に重要なことなのです。

そこでUPSを考える際に重要なことが2つあります。

  1. 競合に真似されにくいこと
  2. 競合と同じステージで戦わなくて済むこと

この2点の意識は必要です。

他も同じように打ち出せるUSPだと差別化が図れないからです。

しっかりUSPが打ち出せるとメリットが生まれます。

  • 他者商品との差が明確になる。
  • 差が明確なのでいろんなところで取り上げられやすい。
  • コンテンツの方向性が明確で分かりやすい。

このようなメリットが生まれます。


この本の導入部分の基礎をまとめましたが文章を書き出す前にここまで入念に準備していたのか?と思うほどです。

知って書くのと知らないで書くのでは全く効果が違うことでしょう。

本には、心を動かす文章の書き方や脳には「システム1」「システム2」という思考法があり、情報を処理するときに作動する脳の働きの解説もありwebライティングをやる方は知っておかなくといけない情報が盛りだくさんです。

他にも論理的思考とSEOの結ぶ付け方、オウンドメディア、ターゲティング、ブランディング、タイトルの付け方、内的SEO、外的SEO、取材を成功させるため秘訣、ライターの育成などがあります。

まとめ、お勧めする人

本は600ページを超え分厚いですがキャラの対話形式なのでサクッと読めてしまいます。

章はテーマに沿ってキャラの対話形式で始まり、章の最後で文章でしっかりまとめがあるので伝えたいことがはっきり分かるようになっています。

本は何度も読んで覚えていくので端的にまとめがあるのは非常に役に立ちます。

このような方は絶対読むべきです

絶対読むべき人
  • Webに携わっている人
  • Webでライティングする人
  • SEOについて知っておかなくてはいけない人
  • マーケティングについて学んでいる人
  • 商品を売る販売員

私自身もそうですが現在ブログなどwebでライティングしている方はもっと早く読んでいれば・・・と確実になる本です。

webで発信している多くの方もお勧めしている本ですので読んでいない方は一度読んでみてはどうでしょうか?

また、この本の先駆け的な本「沈黙のWebマーケティング」という本があります。

SEOの重要性のところは若干被りますがマーケティングに関してかなり詳しく書かれています。どちらの本も読めばより深く学べることになるので2冊読むことをお勧めします。

沈黙のWebマーケティングも感想を書いています。

ABOUTこの記事をかいた人

現在書店員。ジャンルは、ほぼどのジャンルも経験ありますがビジネス書の担当することが多いです。 本は人生を変え、世界を変えると思っています。 単純に知ることが本当に楽しいです。